春の約束 – ムーミン谷を冬眠から目覚めさせる新しいムーミンズデイマグ

“よくねむって、元気をなくさないこと。
あたたかい春になったら、そのさいしょの日に、ぼくはまたやってくるよ。”

スナフキンの春の手紙は、冬の放浪の後、春の訪れとともにムーミン谷に戻ることを約束しています。2024年の「ムーミンの日」の特別なマグは、この待ちに待ったひととき（mo(o)ment）を爽やかな色で表現しています。ムーミンズデイマグは、2024年8月9日のムーミンの日（ムーミンズデイ）に数量限定で販売されます。

トーベ・ヤンソンの誕生日でもある「ムーミンの日」を記念して、シリーズ7回目となる新しいマグが登場します。「スプリング（春）」と名付けられたこのマグは、ムーミン谷での特定の季節が描かれたムーミンズデイマグの第3弾です。2018年と2021年に登場した2つは、それぞれ夏と冬を表現していました。今年のマグは、長年に渡って120種類以上のムーミンマグをデザインしてきたトーベ・スロッテのイラストによるものです。

待っていた時間が喜びの再会をもたらす

“やあ。
よくねむって、元気をなくさないこと。
あたたかい春になったら、そのさいしょの日に、ぼくはまたやってくるよ。
ぼくが来ないうちは、ダム作りをはじめないでね。
スナフキン"

毎年、冬に南へと旅立つ前に、スナフキンはムーミンに春の手紙を残し、春の再会を約束します。小説『ムーミン谷の冬』(1958年)で、ムーミンは冬眠の最中に目を覚まします。スナフキンの手紙をいつもの場所、ムーミンやしきのリビングにある棚の上で見つけたムーミンは、その手紙を何度も読み返します。眠っている家の静けさをはらうように、彼は大声でメッセージを歌うように読むのです。

マグのイラストでは、雪はすでに溶け、明るい太陽に誘われて、チューリップや水仙の花が咲き始めた様子が描かれています―そこにはムーミンとスノークのおじょうさんの姿も。裏面にはこのマグの主役、スナフキンが描かれています。スナフキンが冬の放浪からムーミン谷に戻ってくるのは、春の訪れのしるしであり、特にムーミンにとっては待ちに待った出来事です。ムーミンはまた親友と一緒に過ごすことができます。

トーベ・ヤンソンの水彩画のスナフキン

新しいマグのイラストでは、トーベ・スロッテはトーベ・ヤンソンのオリジナルの水彩画をもとにスナフキンを描き直し、帽子に花を添えました。この水彩画は、1993年にスウェーデン語で出版されたムーミンの歌集『Visor från Mumindalen』に登場する、春の歌を描いたものです。マグに描かれているムーミン、スノークのおじょうさん、小川などは、コミックス『やっかいな冬』(1955年)から、水仙は『ムーミン谷の冬』から用いられています。

ムーミンズデイマグは8月9日より発売

例年通り、「ムーミンの日」の新作マグは、8月9日の「ムーミンの日」に限定販売されます。「ムーミンの日には、いつものように、熱心なムーミンマグのファンやコレクターがたくさん集まることを期待しています」と、ムーミンアラビアのグローバルPR&コミュニケーションマネージャー、ミルカ・パーシカンガスは言います。

ムーミンズデイマグ 2024 スプリングは、「ムーミンの日」限定のスペシャルエディションです。2024年8月9日午前10時より、ムーミンアラビア公式オンラインストア https://www.moominarabia.jp で販売されます。ムーミンアラビア直営店とムーミンアラビア百貨店ショップは、通常の営業時間に合わせて販売を開始します。これらの店舗では、8月1日から事前予約を開始します。ムーミン公式ショップやその他小売店でも販売されます。ムーミンズデイマグは、数量限定で、なくなり次第販売終了となります。